インポッシブル・アーキテクチャー
もうひとつの建築史

2019.2.2 [土] - 3.24 [日]  

 建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。
 この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる-それこそが、この展覧会のねらいです。   
 約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

主な出品予定作家(アルファベット順)
会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計、梓設計、日本設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、山口文象(岡村蚊象)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、村田豊
チラシに掲載されている白井晟一《原爆堂》は不出品となりました。


会期

2019年2月2日 (土) ~ 3月24日 (日)
※会期中に一部展示替えがあります。
前期:2月2日 (土) ~2月24日 (日)、後期:2月26日(火)〜3月24日 (日)

休館日

月曜日(2月11日は開館)

開館時間

10:00 ~ 17:30 (入場は17:00まで)

観覧料

一般1200円(960円)、大高生960円(770円)
※( ) 内は団体20名以上の料金。
※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です。
※併せてMOMASコレクション (1階展示室) もご覧いただけます。

主催

埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

監修

五十嵐太郎

協賛

ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜

協力

Estate of Madeline Gins / Reversible Destiny Foundation、JR東日本大宮 支社、FM NACK5

出品リスト

A4判IA展会場配布用リスト0224.pdf

紹介記事

建築史家・五十嵐太郎×「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」展 【スペシャリスト 鑑賞の流儀】

関連イベント

クロストーク 終了しました。

内容:本展の企画に携わった2人が、出品作品をもとに建築の可能性について対談します。
出演:五十嵐太郎(本展監修者・東北大学教授)×建畠晢(当館館長)    
日時:2 月11 日(月・祝)14時30分~16時30分(開場は30分前)
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)
費用:無料


レクチャー「インポッシブル・アーキテクチャーの起源と未来」終了しました。

内容:インポッシブル・アーキテクチャーはなぜ生まれ、今後どのような展開を見せるのかについて、お話しいただきます。 
講師:今村創平(千葉工業大学教授)
日時:2月23 日(土)14時30分~16時00分(開場は30分前)
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)
費用:無料

ミュージアム・コンサート①終了しました。

内容:クロスカルチャーな活動で異彩を放つお二人が、様々な国の音楽にインスパイアされたナンバーをお届けいたします。
出演:佐藤通弘(津軽三味線)、吉見征樹(タブラ)
日時:2月24日(日)14時30分~(開場は30分前、演奏時間は約60分)
場所:地階センタホール
定員:60席(当日先着順)
費用:無料

ミュージアム・コンサート②終了しました。

内容:日常に潜むバイアスを1日の時間軸で表現するダンスパフォーマンス。当館所蔵の名作椅子も活用します。
出演:jaywalker(Zoo-Zoo、RiE-men)
日時:3月3 日(日)
場所:館内各所    
❶ 11:00 2階講堂「 朝」    
❷ 12:00 地階センターホール「 自社と他社」    
❸ 13:00 2階エレベーター横「 昼」    
❹ 14:00 2階エレベーター横「 契約成立」    
❺ 15:00 地階センターホール「 退社とビール」    
❻ 16:00 2階講堂「 夜」
*どの回からも、ご覧いただけます。
費用:無料
詳細はPDFをご確認ください。
0303_museum concert.pdf

担当学芸員によるギャラリートーク終了しました。

日時:2月16日(土)、3月9日(土)各日とも15時00分から30分程度
場所:2階展示室
費用:企画展観覧料が必要です。

スペシャル・ギャラリートーク:設計者が語る「ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV《新国立競技場》」終了しました。

ゲスト:杉浦盛基(日建設計 構造設計部長)
日時:3月13日(水)15時00分から30分程度
場所:2階展示室(《新国立競技場》展示室内)
費用:企画展観覧料が必要です。



【スライドトーク】ご希望のグループにスライドを使って本展覧会の見どころをご案内します (予約制)

実施日:開館日の火・水・木・土曜日(その他曜日は応相談)  
お問い合わせ・ご予約は教育・広報担当 (電話048-824-0110) まで。

プレス関係者の方へ

【3.1修正】11.22_インポッシブル・アーキテクチャー_プレスリリース.pdf



【English】Impossible Architecture press release.pdf

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1.荒川修作+マドリン・ギンズ|《問われているプロセス/天命反転の橋》|模型|1973-89年|© 2019 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.

2.藤本壮介《ベトンハラ・ウォーターフロント・センター》、コンピューター・グラフィックス、2012年

3.ヤーコフ・チェルニホフ、『建築ファンタジー 101のカラー・コンポジション、101の建築小図』より、書籍、1933年、個人蔵

4.マーク・フォスター・ゲージ《グッゲンハイム・ヘルシンキ美術館》コンピューター・グラフィックス、2014年、Image courtesy of Mark Foster Gage Architects